英語と留学

“a hospital” と “the hospital” の違い

“a” と “the” の大原則となる意味については、以前の記事で説明した。

今回は、”a” と “the” を変えるだけで、こんな違いが出るという例を紹介したい。

ネイティブの感じ取る、冠詞の違い

私の彼女は両親ともアメリカンの生粋アメリカ人で、現在日本の英会話教室に勤務している。

ある日、”a” と “the” の違いについて質問した時に、”病院”を例にこんな例え話をしてくれた。

例えば、友達が調子が悪い時に

”Oh my god, she’s sick. Let’s go to the hospital!”

“Oh my god, she’s sick. Let’s go to a hospital!”

の二つの表現が可能だ。

さて、それぞれどんな状況を想像するだろうかというのである。

違いとしては、”hospital” の前に付く冠詞が、”the” か “a” の違いしかないのだが、

彼女がこれらの文を聞くと、違う情景が想像できるというのだ。

Let’s go to the hospital!

アメリカ英語で病院に行くは “go to the hospital” で、

イギリス英語で病院に行くは “go to hospital”

の違いがある。

なぜこのような違いが出てきたのかについては、以前私の友人が考えた理論を今後紹介したい。

さて、アメリカ英語で

”I went to the hospital yesterday”

と言った場合、

利き手が “the hospital” が示すものが、具体的に、どこの、何病院であるかを知らなくても、

“the hospital” という表現を使うことが可能である。

話し手が、”the hospital” と言った瞬間に、

話し手は、”ああ、この人がいつもいっている病院なんだな”

と理解する文化が英語にはあるからだ。

(これはこの記事の “on the street” と同じ理論)

なので、

”Oh my god, she’s sick. Let’s go to the hospital!”

と言った場合、

女の子が具合が悪いから、いつもの病院に連れていってあげなきゃ!

という感じになる。

Let’s go to a hospital!

それに対して、

“a hospital”

と言った場合は、

”この世の中には数多くの病院があるが、その中でもどれでもよいから1つの病院”

という意味になる。

なので、アメリカ人の彼女曰く、

“Oh my god, she’ sick. Let’s go to a hospital!”

って言われると、 この女の子は super sick で、周りの人が慌ててそう (笑)

とのことだった。

体調が悪い女の子は、汗だらだらで、吐きまくってて、今にも死んでしまいそうだ。

周りの人はかなりパニックになっていて、

”いつもの病院じゃなくていいから、とにかく病院にスグに行かなきゃ!”

というイメージが浮かぶらしい。

“a” と “the” の違い

“a” は “いくつもあるうちのどれか1つ”

という意味で、

“the” は “他と区別されたもの”

という意味である。

たったこれだけの違いだが、

“go to a hospital” と “go to the hospital”

では、思い浮かぶ情景のドラマチックさにここまでの違いがでるのだ

まとめ

  • “a” と “the” の違いで、思い浮かぶ風景が全然違う
ABOUT ME
あき
あき
ハリーポッターの世界にあこがれた高校生が、大学時代と初期研修後にイギリスに留学。10年以上どうしたら英語が上達できるか考え続け、合計約3年間イギリスに滞在。ようやく自分なりの回答を見つけ、現在は次の海外進出に向けて準備中。美容皮膚科医。イギリス留学、英語について発信するのが何よりの楽しみ。