英語と留学

IELTS 7.5 (TOIEC 950~990位)でも中学生レベル

IELTS 総合点 7.5を取るまでにやったこと

自分はワーホリ時代に何回か受けたIELTSの試験で、何度も総合点数7.5を取っている。

時にはリーディングが高得点だったり、リスニングが高得点だったりと、

リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの各項目は受験ごとに点数が変動する(6~9の間)が、

それでもオーバーオールでは7.5を維持している。

ネットにあるIELTSの換算表をみると、TOIECだと950~990位、英検だと1級前後の点数らしい。

TOIECは受けたことないのと、英検1級は単語と熟語を覚えるのが辛くて受ける気がしないので正確には分からないが、

もう10年近く前に受けた TOEFL iBT は 総合点 103(留学する前に受けた試験)だったので、まぁ、大体近いレベルにいるのではないかと考えている。

さて、これくらいの点数を取るために自分がやったことは、

  • 沢山の英語を聞く(主にラジオやテレビ番組)
  • 沢山の英語を話す (留学生の友達と遊ぶ、ラジオのシャドーイングをする)
  • 沢山の英語を読む (小説やビジネス書)

だった。

逆に自分がやらなかったことと言えば、

  • ライティングの練習
  • 文法の勉強

だった。

特に文法に関しては、

S(主語)+V(動詞)+O(目的語)というパターンを覚えて英語を使うという考え方が嫌いだった

ので、勉強する気が全く起きなかった。

なぜかというと、S+V+Oという型を覚えることで、

英会話ができたり、

映画を字幕なしで楽しめたり、

海外の人達と楽しくコミュニケーションを取れるのであれば良いのだが、

私にはとてもそうは思えなかったからだ。

なので、文法をちゃんと勉強したのは、3年前にロンドンの語学学校に行き始めてからだっし、

大学受験の時ですら、英文法の勉強はほぼ皆無に近かった。

(自分は文法の勉強をしない代わりに、洋書を読んだり、英語のラジオを聞いていた)

個人的には、

文法の勉強をしなくても、沢山の英語に受動的に触れるだけで、

語学試験である程度の点数を稼ぐことができる

と思っている。

ちなみに結構ショックだったのが、

実は語学学校に行ったり、本気で文法の勉強を始める前に、

既にIELTS オーバーオール7.5は取得してたのに、

文法の勉強を頑張った後の点数も、

オーバーオール 7.5どまりだったことだ。

簡単な英語を間違える

やっぱり、今までずっと文法の勉強をしてこなかったツケが今回ってきているのだろうか。

そう、簡単な英文法ですら、平気で間違えるのだ。

私のIETLS 7.5という点数は、一般的な日本人と比較したら、そこそこ高い点数だと思っている。

この点数の英語力だと、自分の実感としてはどんな感じかと言うと

  • 自分の興味のあることについては人に話せる。
  • イギリスで英語を話すと、イギリス人から「英語上手だね」って褒められる。
  • 英語ができなくて、自分が言いたいことが全く伝わらないという経験はしない。
  • 難しくない洋書なら1冊楽しみながら読める。
  • 英字新聞を読んで意味が分かる。
  • ネイティブの英語には程遠く、不慣れなトピックについては会話についていけない。
  • 映画の英語は、5割~8割位分かればいい方。
  • たまにどの順番で単語を並べればよいか分からなくなる
  • 簡単な文法についてよく間違える。

という感じだ。

このリストの中で一番問題なのは、

簡単な文法についてよく間違える

ということだ。

簡単な文法というのは、

“He play football.”と言ってあとから “plays” の “s” が抜けてるのに気が付いたり、

“Did he left the flat?” のように、”leave” とすべきところが “left” になってしまったり、

“I bought some orange” のように “oranges” とすべきところが、”orange” になってしまったり

などだ。

これらのミスは、コミュニケーションにおいて致命傷となることはあまりない。

なので、コミュニケーションをとることはできるし、

(外国人としては)「英語が上手だね」とイギリス人に褒めてはもらえるが、

やはり片言の英語の域は抜けられない。

なので、中学校で習うような英語で、

  • 「三単現のsは何があっても間違えない」
  • 「冠詞や名詞の単数、複数は絶対間違えない」
  • 「疑問形の時の動詞は原形を使うのは当たり前」

と自信を持って言えるあなたは、かなりの英語の使い手だと思う。

たとえ今は語彙力が足りなくて、語学試験の点数を取れなくても、

あっという間にTOIEC 990点なんてとれるようになると思う。

語学学校と文法書で文法を勉強してみた結果

文法がぐちゃぐちゃだということに気が付いて、

語学学校で半年間授業を受け、同時に文法書を使って自分でも独学したが、

その後も、とっさに英語を話した際は、簡単な文法をよく間違えた。

語学学校では文法を勉強し、

今まで使えなかった現在完了形や仮定法の知識も身に付いた。

文法書では、評価の高い本の練習問題を全部やって、復習までやった。

自分が使ったのは、

あの有名な “English Grammar in Use” という本

(画像をクリックすると外部ページを開きます)

と、

“Advanced Grammar in Use”

(画像をクリックすると外部ページを開きます)

という本だった。

両者を使うことで、文法の知識についてはかなり詳しくなったし、

色々な英文法のルールを知ることができたという点では非常に役に立った。

しかし、語学学校に通って、英文法の本で自習しても、簡単な文法を何度も間違えてしまうのだ。

過去に間違えた文を訂正した英文を何度も音読したり、

彼女と毎日英語で話して、英語で話してスピーキングの練習をやっていても、

簡単な文法の間違いは中々改善されない。

一応私は国立大学医学部に現役合格した過去があるので、

勉強が全くできないということはないはずだと思っていたのだが、

ここまで簡単な文法ができないとなると、自信がなくなってくる。

この経験から感じたのは、

文法の知識を知っているのと、文法が使えるのは全く別物だ、

ということだった。

ちなみに、簡単な英文法の間違いが改善されないというのは、普段話したり、英語の文章をとっさに作った時に文法の間違いがないという意味だ。

時間をかけて、頭の中で文章を考えてから話せば、

文法書で学んだ知識を使って、”文法的に間違いのない文章を言う”

ことはできる。

しかし、時間がかかってしまい、スムーズなコミュニケーションをとるという本来の目的から外れてしまう。

アメリカ人の彼女の説明

語学学校を利用しても、文法書を利用しても、

簡単な英文法の間違いを減らすという点では効果が薄かった。

では、どうしたら、

  • 普段話していて三単現のsをちゃんとつけれる
  • 適切な冠詞が使える
  • 単語の順番を間違えない

という点を改善できるのだろうか。

そう思って、私のアメリカ人の彼女に聞いてみたら、

「ただ、そこには”パターン”があって、単語の順番が変だったり、冠詞の “a” や 三単現の “s” が抜けてたり、単語の順番が変だと、不自然な感じがする。」

とのことだった。

彼女は、直感的に正しいか、正しくないかを判断しているようで、

結局は大量の英文に触れて、パターンを体得するしかないのだと悟った。

ただ、一つ気が付いたのは、

彼女が英語の説明をするとき、

「英語にはS(主語)+V(動詞)+O(目的語)のパターンがあって、それに単語を当てはめると、”I love you.” になる」

「この名詞は可算名詞だから”a”が付く」

という説明の仕方は決してしないのだ。

「”I you love.”(日本語だと、私、あなた、愛するの順番だ) って言われると、単語の順番がめちゃくちゃで、ただ意味のない単語を言ってるだけに聞こえる。」

「しいて、意味を推測しようとすると、”You love me”って意味なのかと思う」

「正しい文法の”I love you.”は英語のロジックにぴったり合ってる感じがする。」

というのだ。

では、この”英語のロジック”をイメージで会得することができれば、

文法的な間違いは減るのではないかと考えた。

頭で順番を計算しているのではなくて、体でそういう文の流れだと理解する。

”S(主語)+V(動詞)+O(目的語)”というパターンの穴に単語を入れているという考えを使わずに文法を説明するにはどうしたらよいだろうか。

そう思っていた時に出会ったのが、

”英語は絶対逆から読むな!”

という本だった。

前から後ろに順番に理解する

この

”英語は絶対逆から読むな!”

(画像をクリックすると外部ページを開きます)

は、自分にとって発想の転換になる本だった。

その思考法とは、実に単純な法則です。ただ《主語に近いものから順に単語を並べる》ということです。

Jaybee Choi著、英語は絶対逆から読むな!、IBCパブリッシング、2018、13p

物事のイメージをして、

この英語のロジックを使って前から後ろに順番に単語を並べていく。

これだけを意識して、電車から見える風景を試しに英語にしてみた。

するとどうだろう、自分でもびっくりするくらい、以前よりも簡単に英文が作れるようになった。

この経験をしてから、先ほど出てきた

“I you love”

というものを見ると、

確かに、”I you love”というのは良くイメージできないし、

“You love me.”と言おうとしているのではないかと思う気持ちが良く分かるようになった。

文法の勉強があまり好きではない人や、

語学試験の点数はそこそことれるものの、細かい文法の間違いをしてしまう人には是非一度読んで欲しい本だ。

まとめ

  • 文法を勉強しなくても、英語のシャワーを浴び続ければある程度の英語力はつく
  • ただし、もう一歩先のレベルに行くには、正しい文法が必要
  • 文型を覚えるのではなく、”英語のロジック”を身に着けることが必要
  • 英語のロジックとは、”前から後ろ”に理解すること

参考文献

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ABOUT ME
あき
あき
ハリーポッターの世界にあこがれた高校生が、大学時代と初期研修後にイギリスに留学。10年以上どうしたら英語が上達できるか考え続け、合計約3年間イギリスに滞在。ようやく自分なりの回答を見つけ、現在は次の海外進出に向けて準備中。美容皮膚科医。イギリス留学、英語について発信するのが何よりの楽しみ。