英語と留学

”the”の大原則となる意味について

以前の記事で”a”の考え方について解説した。

今回は、3つある冠詞のうちの一つ、”the” について解説したいと思う。

“the” の大原則となる意味~他のものから分けられている~

私が思うに、”the” の大原則となる意味は、

”他のものから分けられている”

ということだと思う。

コンパスを例に”方角”を考えてみると、イメージとしてはこんな感じ

北と東の境界は線で分けられている。

まさに”境界線”が存在する。

なので、

英語で北は “the north” だし、東は “the south”

と、方角には “the” が付く。

別の例としては、”みぎ、ひだり” を考えてみたい。

この写真では、みぎ側とひだり側が分けられている。

みぎの道は、ひだりの道とは別物であって、境界が存在する。

なので英語でみぎは “the right” だし、ひだりは “the wrong”と言う。

そして最後は、”善か悪” か。

これも、正しいか、間違っているかで分けられていて、境界が存在する。

よって、英語で善い事は “the right thing” だし、間違ったことは “the wrong thing”となる。

この、

  • 境界が存在する
  • 他のものから分けられている

という感覚が、”the” の大原則となる意味となる。

相手が知っているものには “the” をつける?

学校で英語を学ぶ時、

“聞き手も知っているもの、既に話題にあがったものについて話す時は “the” をつけましょう。”

と習う。

例えば、

” I saw a girl hugging a dog on the street yesterday.

And the dog started licking her face.”

の文で出てくる “the dog” は、1文目にでてきた “a dog” のことだ。

自分の通ったロンドンの語学学校でも、

” The is used for shared knowledge.”

と言われた。

ただ、これだけだと、なぜ “the” が使われるのか、良く分からない例が沢山出てくる。

先ほどの例にも出てきた、

  • 方角や
  • 右か左か
  • 善か悪か

なども含め、

今まで話題に上がっていなかったものについて話す場合でも”the” が出てくる

というケースが沢山存在するからだ。

先ほど提示した

” I saw a girl hugging a dog on the street yesterday.

And the dog started licking her face.”

をもう一度見て欲しいのだが、

1文目にある、”street” には、”a” ではなくて “the” が使われている。

これは、たとえ聞き手がどの道の事を言われているか分からなくても、”the” になるのだ。

かといって全ての単語に “the” をつけれるかというと、そうではない。

そのため、

冠詞を勉強しようとすると、結局は全部のパターンを覚えないといけない気がして、

”こんなの一つ一つ、全部覚えられねーよ!!!”

と、挫折したくなる。

正直なところ、冠詞が使えるようになるためには場数と慣れが必要な点は否めないが、

the大原則となる意味をしっているか、知らないかで、記憶の定着率に大きな差が出てくる。

大原則となる意味をもとに考えてみる

“the” の大原則となる意味をもとに先ほどの例文を考えてみたい。

” I saw a girl hugging a dog on the street yesterday.

And the dog started licking her face.”

2つ目の “dog” について教科書的に説明すると、

”すでに話題にでてきた犬なので、”the” をつける” となるだろうか。

ここではあえて、この記事で紹介している大原則に照らし合わせて考えてみたい。

“the” の大原則となる意味は、

”他のものから分けられている”である。

つまり、ここでいう “the dog” というのは、

この犬でもなく

こんな激しい顔の犬でもなく

彼女の抱いているこの犬のことなのだ。

イメージとしては、

”色々な犬がいるけれども、その中でも話題に上がっている犬は他のものから区別されている”

と考えることができる。

なぜ区別することができるかと言うと、

  • 既に話題にあがっているから
  • お互いに共通の認識があるから

など色々と理由を付けることができる。

なので、”他のものから分けられている”

という原則をもとに考えれば、学校でならう “the” の使い方との共通点を見つけることができる。

では、この文に出てくる “street” は、初めてでてくる単語なのに、

なぜ “the” が付くのだろうか?

”他のものから分けられている”という原則をもとに考えると、

この道は、話し手と、女の子と犬がいた道であって、他の道と分けることができるから

と言うことができる。

そして、聞きても、いきなり “the street” と言われたとしても、

”どの道のことを話してるんだよ”

とはならずに

“あぁ、こいつが歩いていた道のことだな”

と理解できる。

そう、この “the street” というのは、

  • 他のものと分けられていて、
  • 利き手も理解できる

ので、初めてでてくる単語であっても “the” が付くのだ。

まとめ

  • “the” の大原則となる意味は、”他のものから分けられている”ということ
  • 大原則となる意味をもとに、他の用法も理解できる
  • 初めてでてくる単語にも “the” がつくことがある

参考文献

ABOUT ME
あき
あき
ハリーポッターの世界にあこがれた高校生が、大学時代と初期研修後にイギリスに留学。10年以上どうしたら英語が上達できるか考え続け、合計約3年間イギリスに滞在。ようやく自分なりの回答を見つけ、現在は次の海外進出に向けて準備中。美容皮膚科医。イギリス留学、英語について発信するのが何よりの楽しみ。